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問題 1 身体の標準的な成長・発達に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 成人の身長は,出生時の約5倍になる。
2 成人の体重は,出生時の約10倍になる。
3 脳の重量は,4~6歳で成人のおよそ90%を超える。
4 リンパ系の器官は,成人期に最も発達する。
5 生殖器系の器官は,出生時と思春期の2回急激に発育する。
問題 2 加齢に伴う心身の変化に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 体重から体脂肪量を差し引いた,除脂肪体重が増加する。
2 流動性知能は,高齢になるまで変わらない。
3 加齢による聴力の低下は,低い音(低周波領域)から始まる。
4 中重度の要介護高齢者では,低栄養を来しやすい。
5 加齢によっても,嚥下(えんげ)機能は低下しにくい。
問題 3 人体の器官の構造と機能に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 嚥下(えんげ)時には,喉頭蓋(こうとうがい)が開くことによって誤嚥(ごえん)を防止している。
2 大脳の後頭葉は,聴覚の中枢である。
3 大腸は,腸絨毛(ちょうじゅうもう)によって栄養素を効率よく吸収している。
4 通常,呼吸回数は,脳幹が血中の酸素濃度を感知することによって調節している。
5 血管,消化管,気管支には,平滑筋が分布している。
問題 4 国際生活機能分類(1CF)に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
1 健常者も障害者も区別なく,個別性はあっても「健康状態」というーつの概念のもとにとらえられるという老え方をしている。
2 機能障害,能力障害,社会的不利のように,「障害」を分類したものである。
3 「健康状態」に含まれる心身機能・身体構造,活動・参加に関与する因子として,「遺伝因子」を含めている。
4 「障害」は,「環境因子」とは無関係なものととらえている。
5 症状が進行中あるいはまだ治癒していない場合を「疾患」と呼び,それが固定あるいは永続した場合を「障害」と呼んでいる。
問題 5 認知症に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 アルツハイマー型認知症では,感情失禁が特徴的な症状である。
2 脳血管性認知症では,まだら認知症が特徴的な症状である。
3 レビー小体型認知症では,幻聴が特徴的な症状である。
4 ピック病では,人格変化は生じにくい。
5 クロイツフェルト・ヤコブ病では,梅毒病原体が原因となる。
問題 6 Aさん(70歳)は,ある日,急に意識障害を生じて倒れ,救急病院に入院した。数日後,意識は回復したが,右側の片麻癒(かたまひ)が後遺症として残った。右利きなので,日常生活に多くの不便を生じることになった。更に,発語が乏しくなり,「あー,うー」程度の言葉を発するのみとなった。発語しようとするときは,懸命でもどかしい表情になり,言いたいことがあるようにみえる。言葉の了解はよいようで,他者の指示に従って行動することができる。例えば,眼鏡を渡して,「これを使ってみてください」と指示すれば,眼鏡をかけることができる。咽喉の動きはよく嚥下(えんげ)困難はない。舌の動きはよい。
次のうち, Aさんの症状として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 全失語
2 感覚性(ウェルニッケ)失語
3 運動性(ブローカ)失語
4 構音障害
5 健忘性失語
問題 7 次のうち, DSM一Ⅳ(精神疾患の診断・統計マニュアル第4版)に記載されている大うつ病エピソードの診断基準に該当する症状として,正しいものを2つ選びなさい。
1 不眠又は睡眠過剰
2 活動における興味,喜びの著しい減退
3 出来事についての反復的で苦痛な夢
4 緊張病性の行動
5 強迫観念又は強迫行為