旅行業約款運送約款及び宿泊約款

a．旅行業者が手配を代行させた者(手配代行者)の過失により旅行者の手荷物に損害を与えたときは、当該手配代行者がその損害を賠償する責任を負い、旅行業者は損害賠償責任を負わない。
b．旅行業者は、募集型企画旅行契約の履行に当たって、旅行業者の故意又は過失により旅行者に損害を与えたときは、その損害発生の翌日から起算して2年以内に旅行業者に対して通知があったときに限り、その損害を賠償する責任を負う。
c．旅行業者が故意又は重大な過失によって旅行者の手荷物に与えた損害を賠償するときの賠償限度額は、定められていない。

ア．a、b　　イ．a、c　　ウ．b、c　　エ．a、b、c

ア．旅行業者は、旅行業者又は手配代行者の故意又は過失により契約書面に記載した契約内容の重要な変更が生じた場合は、旅行終了日の翌日から起算して30日以内に変更補償金を旅行者に支払わなければならない。
イ．旅行業者は、契約書面に記載した契約内容の重要な変更が生じた場合、旅行者から請求があったときに限り変更補償金を支払えばよい。
ウ．旅行業者が支払う変更補償金の額は、旅行者1名に対して1企画旅行につき旅行代金に15%未満の旅行業者が定める率を乗じた額をもって限度とする。
エ．旅行業者は、旅行者1名に対して1企画旅行につき支払うべき変更補償金の額が1,000円未満であるときは、変更補償金を支払わない。

a．確定書面に利用航空会社として「A航空○○便ビジネスクラス」と記載していたが、旅行開始後にA航空の過剰予約受付により座席不足が発生したため、「B航空△△便エコノミークラス」に変更になった。
b．確定書面に記載していた乗車予定の列車が旅行開始後運転休止となり、翌日の列車に変更になった。
c．契約書面には宿泊施設として「A旅館又はB旅館」と記載し、確定書面では「A旅館」と確定したが、現地ではA旅館の過剰予約受付により部屋不足が発生したため、「B旅館」に宿泊が変更になった。

ア．a、b　　イ．a、c　　ウ．b、c　　エ．a、b、c

ア．旅行業者は、旅行業者に損害賠償責任が生ずるか否かを問わず、旅行者が旅行参加中にその生命、身体又は手荷物の上に被った一定の損害について、あらかじめ定める額の補償金及び見舞金を支払う。
イ．旅行業者は、旅行業者に故意又は過失がない場合であっても、書面による特約をもって補償金及び見舞金の額を減額することはできない。
ウ．旅行業者の募集型企画旅行参加中の旅行者を対象として、別途の旅行代金を収受して当該旅行業者が実施する募集型企画旅行については、旅行者との問に主たる募集型企画旅行契約とは別の旅行契約が成立しているため旅行業者にはそれぞれの旅行契約について特別補償責任が生じる。
エ．旅行業者は、いかなる場合においても、事故の日から180日を経過した後の通院に対しては、通院見舞金を支払わない。

ア．宿泊した旅館に置き忘れた腕時計(5万円相当)
イ．国内の企画旅行参加中に発生した火山の噴火によって怪我をし、3日間入院した場合
ウ．企画旅行の自由行動中にスキューバダイビングを行い、事故で怪我をして5日間通院した場合
工．企画旅行参加中の旅行者が、昼食に供された食べ物に混入した細菌が原因の食物中毒で入院した場合