【問題】 決算整理後残高試算表を作成させなさい。(単位:千円)
計算の結果千円未満の端数が出た場合は四捨五入する。
【資料】
決算:×2年4月1日~×3年3月31日
当社は、×3年11月1日に社債を発行し、発行に係る諸費用を差し引かれた残額が入金された。当社は、入金額を社債として計上している。その他の処理は未処理である。
なお、当社は、下記以外の社債を発行していない。
社債発行日:×3年11月1日
発行価額:1口が額面100,000円につき93,000円
発行口数:500口
償還期限:×8年10月31日(一括償還)
利息:年3.5%(毎月4月末日・10月末日の年2回払い)
社債の発行に係る諸費用は全額当期の費用として処理する。
額面金額と収入の差額は、定額法による償却原価法を適用する。
【解答】
発行額は93,000円/500口で、46,500千円
前T/B(45,446)は、社債発行費控除後の金額なので、
社債発行費=46,500-45,446=1,054千円
償却原価法(定額法)は、額面金額(50,000)の差額を当該償還期間で均等に配賦する。
50,000-46,500=3,500×5か月(11月~3月)÷60か月(全期間)
=291.6666・・・292千円←償却額
社債利息 292 / 社債 292
社債利息の計算
50,000×3.5%×5か月÷12か月=729.1666・・・729千円←社債利息
社債利息 729 / 未払費用 729
となる。
経過利息の計算を忘れずに!
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