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問題 105 事例を読んで, G相談員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,この時点で最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事例〕 ドメスティック・バイオレンスの被害者を支援する特定非営利活動法人に勤めるG相談員は,ある日,事務所に初めて電話をかけてきた女性による電話相談を受けた。この女性は60代で,現在,夫と二人暮らしをしている。最近,数年前に定年退職した夫がささいなことで怒り出すことがあるのだという。昨日も料理のことでいきなり怒り出し,口論となった末,暴言を浴びせられたとのことである。女性は,遠方に住む息子をはじめ,友人や親族にも相談できず,誰(だれ)かに話を聞いてもらいたくて,この特定非営利活動法人に電話してきた。
1 氏名,住所を尋ね,地域の配偶者暴力相談支援センターを紹介する。
2 要点をメモしながら,すぐに結論を出さずに不安や不満を聴くことに努める。
3 虐待チェックリストを用いて質問し,虐待の状況と原因を明らかにする。
4 この特定非営利活動法人がシェルターをもっていることを伝え,入所を勧める。
5 直接会って面談した方が効果的であると伝え,来所するよう助言する。
問題 106 事例を読んで,総合病院のHソーシャルワーカー(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,この段階で最も適切なものを 1つ選びなさい。 〔事例〕 アルバイトで生計を立てていた一人暮らしのJ さん(48歳,男性)は,ある夜,酔って駅の階段から転落して足を骨折し,総合病院に救急搬送された。入院中に肝機能障害と診断された。現在は生活保護を受けてアパートで暮らしており,通院治療を受けている。ある日, Jさんは大量に飲酒し,せっかく見つけた仕事を失い,アルコール依存症との診断を受けた。また,最近では隣人ともたびたび口げんかをするようになった。主治医からの連絡を受けたHソーシャルワーカーは支援を行うこととした。 J さんはアパートで一人暮らしを続けていくことを希望している。
1 隣人に対して, Jさんの状況を説明して謝罪する。
2 Jさんとかかわり続けながら,アルコール依存症者の自助グループを紹介する。
3 Jさんが自分の問題状況に気付けるように,しぱらく経過を見守る。
4 一人暮らしは困難であることを伝えて,生活保護施設への入所を促す。
5 主治医とともに, Jさんのアルコール専門病院への入院手続きを行う。
問題 107 事例を読んで, K生活相談員(社会福祉士)によるグリーフケアに関する次の記述のうち,この段階で最も適切なものを 1つ選びなさい。 〔事例〕 Lさん(85歳,女性)は,3年前に脳梗塞(のうこうそく)を患ってから半身麻癒(はんしんまひ)となり,自宅での生活を断念してP特別養護老人ホームに入所している。現在,要介護4の判定を受けており,ほぼ寝たきりの状態であるが,認知機能は比較的保たれており,日常的な会話は行うことができる。最近,長男夫婦から病院に入院していた夫が亡くなったことを聞き,ため息、をついては「夫を弔いたい」と訴えている。 K生活相談員は,ケアワーカーから様子を見てほしいという依頼を受け,ベッドサイドでしさんの手を軽く握りながら,「おつらいですね・・」と話しかけた。Lさんは涙をうかべながら,「夫の最期のときに何もしてあげられなかった。私がこうして生きているのが申し訳ない」と語り始めた。
1 Lさんの気持ちに寄り添いながら,時間が解決してくれると慰める。
2 Lさんの心痛を考慮し,悲しみを増幅させないよう別の話題に切り替える。
3 夫との生活を思い出しながら,悲しみや後悔を十分に語れるよう促す。
4 現在の生活に焦点をあて,前向きに生きるよう励ます。
5 Lさんが良き妻であったという,長男の評価を伝える。
問題 108 事例を読んで, Mソーシャルワーカー(社会福祉士)の効果測定に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1つ選びなさい。 〔事例〕 エイズ治療拠点病院に勤めるMソーシャルワーカーは,日常的にHIV感染者やエイズ患者にかかわることが多い。 HIV感染を告知された人の多くは,ショックを受け,絶望感を感じ,不安にさいなまれる。 Mソーシャルワーカーは,これまで,そのようなクライエントへの支援として危機介入を行ってきた。Mソーシャルワーカーは,自分の危機介入のあり方が本当に役立っているのか確認するために,病院の倫理審査委員会に諮った上で,効果測定を行うことにした。
1 これまで担当したクライエント全員に, Mソーシャルワーカーの対応に関するクライエントの考えを匿名で自由に記述して返送してもらう郵送調査を行う。
2 患者の不安に焦点を当てて,介入の前後でどのように変化したかをケースごとにモニターし,複数ケースの傾向をみる。
3 クライエントのエイズについての理解度が深まったか調べるために,現在,支援しているクライエントにアンケート調査を実施する。
4 主治医と家族に,クライエントの現在の様子についてインタビューする。
5 一般病院に協力を得て,そこでH IV感染を告知された患者グループとMソーシャルワーカーが支援した患者グループを比較し,その違いを検証する。
問題 109 解決志向アプローチにおける質問法に関する次の記述のうち,適切なものを1つ選びなさい。
1 ミラクル・クエスチョンは,クライエントがこれまでに経験した奇跡的な体験について尋ねる。
2 スケーリング・クエスチョンは,クライエントの経験や今後の見通しを数値に置き換えた評価を尋ねる。
3 コーピング・クエスチョンは,クライエントがこれからどのように問題に対処するかを尋ねる。
4 エクセプション・クエスチョンは,クライエントがこれまでに経験した例外的な失敗体験について尋ねる。
5 サバイバル・クエスチョンは,クライエントがこれから生き抜いていく見通しについて尋ねる。
問題 110 事例を読んで,N社会福祉士のとるべき対応に関する次の記述のうち,この段階で最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事例〕 A子(11歳)は,半年前から不登校の状態にある。成績がよく,友人関係も良好なA子が不登校になる原因は,特に見当たらない。しかし,家族や小学校の担任が何度通学を促しても,A子は学校に行こうとはしなかった。不登校児支援の特定非営利活動法人に勤務するN社会福祉士は,家族の依頼を受けて,A子の自宅を初めて訪問した。A子は,最初は何も話さなかったが,少しずつ自分の家族について話し始めた。
1 開かれた質問を用いて不登校の理由を詳細に尋ねる。
2 家族関係に関する閉ざされた質問を連続して行う。
3 A子の発言のなかの重要な語句や内容を,A子にフィードバックして示す。
4 A子の登校意欲を高めるために要約の技法を用いたやりとりを行う。
5 A子が抱える葛藤(かっとう)に焦点を当てて直面化を図る。
問題 111 地域包括支援センターのB社会福祉士は,一人暮らしのCさん(70歳,女性)が足首の骨折の治療を終え,自宅で生活していることを知った。 Cさんは介護予防ケアマネジメントの対象となっている。 B社会福祉士は,電話連絡の上,家庭訪問を行い, Cさんの話を聴くとともに介護予防プログラム等の説明を行った。 Cさんは再度の骨折を恐れており,介護予防プログラムへの参加を希望した。しかし,家からの交通の便が悪く,移動手段がないということで利用が困難であった。 B社会福祉士は, Cさんの希望が強いこともあり,また必要なプログラムであると考え,地域のボランティアグループに送迎サービスの実施を依頼し,プログラムの利用を実現した。 次のうち, B社会福祉士が行ったケアマネジメントの実践モデルとして,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 サービス提供者指向モデル
2 利用者指向モデル
3 セルフケアマネジメントモデル
4 積極的地域援助モデル
5 サービス仲介モデル