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企業会計原則・一般原則ニ
企業会計は、すべての取引につき、
正規の簿記の原則に従って、正確な
会計帳簿を作成しなければならない。 |
正規の簿記の要件として、網羅性と検証性と秩序性が求められる。
これらを満たすのが複式簿記である。
正規の簿記の原則は、「貸借対照表原則」と「企業会計原則注解1」でも触れられている。
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貸借対照表原則一
貸借対照表は、企業の財政状態を明らかにするため、貸借対照表日におけるすべての資産、負債及び資本を記載し、株主、債権者その他の利害関係者にこれを正しく表示するものでなければならない。
ただし、正規の簿記の原則に従って処理された場合に生じた簿外資産及び簿外負債は、貸借対照表の記載外におくことができる。 |
企業会計は、定められた会計処理の方法に従って正確な計算を行うべきものであるが、企業会計が目的とするところは、企業の財務内容を明らかにし、企業の状況に関する利害関係者の判断を誤らせないようにすることにあるから、重要性の乏しいものについては、本来の厳密な会計処理によらないで他の簡便な方法によることも正規の簿記の原則に従った処理として認められる。 |
網羅性→記録しなければいけないものが、すべて記録されていることが求められます。
検証性→客観的な証憑書類等により、検証が可能であることが求められます。
秩序性→書類は順序だて(時系列的・体系的)て整理されていることが求められます。
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