税理士試験/簿記論

満期保有目的の債権
定額法の処理(基本)



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満期保有目的の債権(1)

【問題】
決算整理後残高試算表を作成させなさい。(単位:千円)

決算整理前残高試算表
投資有価証券 9,800 受取利息 100

平成23年4 月1 日に、A社社債(満期保有目的の債券)を9,800千円(額面金額10,000千円)を、発行と同時に取得した。
満期日は、平成28年3月31日、クーポン利子率は年2%、利払日は年ニ回で9月と3月の末日である。 なお、取得価額と額面金額との差額は金利の調整と認められ、定額法により処理すること。


銘柄 取得価額 口数 期末時価
A社社債 9,800千円 1,000口 9,860千円



決算整理後残高試算表
投資有価証券 受取利息




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【解答】

決算整理後残高試算表
投資有価証券 9840 受取利息 200

満期保有目的の債券の定額法では 、額面との差額(10,000 - 9,800 )200千円を、償還期間(5年)で除し、経過期間(1年)を乗じて求める。
したがって、200×12÷60=40となり、これを、期首の9,800に加算して、9,840千円となる。
期末の時価が、9,860千円となっているが、満期保有目的の債券は、償却原価法によるので、時価での評価は行わない。
次に、利息の計算である。
利息の計算は、額面金額(10,000)×クーポン利子率(2%)=200で求める。
利払が年二回とある、併せて、整理前が100なので、半年分のみ計上されているのがわかる。
残り、半年分を計上する必要があるので、100を加算し200千円となる。




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