問題26 貧血を呈しやすい疾患として,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 脂質異常症
2 悪性腫瘍
3 関節リウマチ
4 糖尿病性腎症
5 ビタミンB1欠乏症
問題27 疾患と症状の組合せとして,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 緑内障----------眼圧低下
2 肺気腫----------喘鳴(ぜんめい)
3 メニエール病----構音障害
4 慢性心不全------起坐呼吸
5 尿路感染症------頻尿
問題28 BPSD(認知症の行動・心理症状)について,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 BPSDは,認知症が進行し,終末期に向かうほど顕著になる。
2 BPSD出現の背景には,便秘や睡眠障害がある場合もある。
3 BPSDへの対応には,認知症の人に対するもののほか,介護者(家族)への支援も含まれる。
4 BPSDへの対応は,薬物療法を優先して行うべきである。
5 家庭や福祉施設では対応が困難なBPSDの場合には,老人性認知症疾患療養病棟などへの入院も検討する。
問題29 高齢者が服用することが多い薬剤と副作用の組合せとして,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 鉄剤-------------------------消化器症状
2 降圧薬-----------------------起立性低血圧
3 利尿薬-----------------------唾液分泌過剰
4 抗不安薬---------------------便秘
5 非ステロイド性消炎鎮痛薬-----低血糖
問題30 感染症について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 介護サービス利用者が肺結核で排菌していることが判明した場合,その感染リスクに応じて,介護者など接触者に対する健診が実施される。
2 高齢者の下痢では,緩下剤(かんげざい)による可能性もあるので,服薬状況などを確認する。
3 ノロウイルス感染者の便の処理の際は,マスクや手袋の装着の必要はないが,処理後にアルコールで手指をよく拭いておく。
4 高齢者への肺炎球菌ワクチンは,接種後5年を経過しないと再接種できない。
5 肝がんの90%以上は,アルコール性肝炎から進展する。
問題31 高齢者の医療について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 認知症治療薬には,錠剤以外にも経皮吸収型製剤や内服ゼリー剤があり,経口内服が困難な高齢者でも使用が可能である。
2 がんの痺痛管理では,麻薬は習慣性があり,幻覚等の症状もきたすため,可能な限り痛みは我慢してもらう。
3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合には,インフルエンザワクチンは禁忌であり,接種できない。
4 非ステロイド性消炎鎮痛薬を内服している場合には,腎機能障害や上部消化管出血のおそれもあるので,乏尿やタール便などの出現の有無を確認する。
5 高齢者のめまいについては,起立性低血圧,不整脈などの全身性疾患や内服薬が原因となることもあるため,丁寧な問診が不可欠である。