管理栄養士 平成24年度 問題詳細№
PR
その他の過去問
131 栄養ケア・マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) 問題志向型診療記録(POMR)は、多職種共通の記録方式である。
(2) 栄養スクリーニングは、退院時に行う。
(3) 主観的包括的栄養評価法(SGA)は、栄養スクリーニングに有用である。
(4) 栄養ケア計画作成には、身体計測が必要である。
(5) 栄養補給実施後は、再評価を行う。
132 ミネラルとその欠乏症の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) クロム ------- 心筋障害
(2) セレン ------- 骨粗鬆症
(3) 鉄 ----------- ヘモクロマトーシス
(4) 亜鉛 --------- 皮膚炎
(5) カルシウム --- 尿路結石
133 肥満に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 学童期の高度肥満は、肥満度が20%以上と定義される。
(2) メタボリックシンドロームは、内臓脂肪蓄積型肥満を呈する。
(3) 肥満では、インスリン感受性が高まる。
(4) 原発性(単純性)肥満では、血漿レプチン値が低下する。
(5) 二次性(症候性)肥満は、生活習慣病である。
134 糖尿病の食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 指示エネルギー量は、[標準体重(kg)×ストレス係数]で算出する。
(2) 指示たんぱく質量は、1.0~1.2g/kg(標準体重)とする。
(3) ショ糖の摂取は、インスリン抵抗性を改善する。
(4) アルコールのエネルギー量は、4kcal/gで計算する。
(5) インスリン治療中の患者には、炭水化物のエネルギー比率を75%にする。
135 糖尿病合併症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 糖尿病神経障害は、尿中微量アルブミンの出現で診断される。
(2) 糖尿病神経障害では、自律神経は障害されない。
(3) 糖尿病腎症は、血中HbA1Cの増加で診断される。
(4) 糖尿病網膜症は、失明の原因になる。
(5) 糖尿病ケトアシドーシス発症時の治療は、食事療法で行う。
136 高尿酸血症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 血清尿酸値が、5mg/dL以上で診断される。
(2) エストロゲンには、尿酸の尿中排泄促進作用がある。
(3) 痛風発作極期には、アロプリノール(尿酸生成阻害薬)を使用する。
(4) 水分制限を勧める。
(5) アルコール摂取を勧める。
137 腸疾患とその栄養療法の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) たんぱく漏出性胃腸症 ---- エネルギー制限食
(2) 過敏性腸症候群 ---------- 中心静脈栄養法
(3) クローン病(寛解期) ------ 低脂肪食
(4) 潰瘍性大腸炎(寛解期) ---- 低たんぱく質食
(5) 便秘症 ------------------ 高たんぱく質食
138 50歳、男性、身長165cm、体重70kg。C型肝硬変と診断された。両下肢の浮腫、腹水、黄疸を認める。血中ヘモグロビン値9.6g/dL、血清アルブミン値2.9g/dL、血中アンモニア値188ug/dL。食事療法の方針に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 食塩摂取量は、6g/日とする。
(2) 飲水量は、300mL/日以下とする。
(3) 脂肪エネルギー比率は、35%とする。
(4) たんぱく質摂取量は、90g/日とする。
(5) 鉄摂取量は、20mg/日とする。
139 70歳、男性、慢性腎不全。血清クレアチニン値2.5mg/dL、血中尿素窒素値58mg/dL、血清カリウム値5.7mEq/L、血清リン値5.6mg/dL、血清カルシウム値8.5mg/dL、血清ナトリウム値134mEq/L。この患者への食事指導である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1) カリウム摂取制限
(2) たんぱく質摂取制限
(3) 食塩摂取制限
(4) リン摂取制限
(5) カルシウム摂取制限
140 成人のネフローゼ症候群の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) たんぱく尿消失後は、エネルギー量を標準体重1kg当たり20kcal/日とする。
(2) ステロイド薬使用時は、食欲低下に注意する。
(3) 低たんぱく血症時は、たんぱく質量を標準体重1kg当たり2.0g/日とする。
(4) 高コレステロール血症時は、脂肪エネルギー比率を10%程度とする。
(5) 軽度の浮腫がみられる時は、食塩を5g/日とする。