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公衆衛生概論(H23年度問題)


問題1 我が国の水道の歴史に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 我が国で初めて近代水道を導入したのは横浜市で、明治20年に給水が開始された。
(2) 東京で最初に稼働した浄水場である淀橋浄水場では、急速ろ過を用いていた。
(3) 我が国の水道水の塩素消毒が開始されたのは、大正時代のことである。
(4) 第二次世界大戦前の我が国の水道普及率は、40%に達していなかった

解答:1. 、2. 、3. 、4.    


問題2 水道水や井戸水に起因して健康に影響を及ぼした水質汚染等の事例に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 日本では、2000年以降水道水や井戸水に起因して健康に影響を及ぼした水質汚染等の事例は報告されていない。
(2) 1996年に埼玉県越生町(おごせまち)の水道がクリプトスポリジウムにより汚染され、住民約14,000人のうち8,000人以上が感染した。
(3) 1993年米国ミルウォーキーの水道でクリプトスポリジウムが原因となって40万人を超える患者の発生があり、約400人の死者が出たと報告されている。
(4) 1990年浦和市の幼稚園で、井戸水が原因となる病原性大腸菌O(オー)-157の集団感染により、園児250人以上が発症し、2人が死亡した。

解答:1. 、2. 、3. 、4.    


問題3 水道の浄水処理に関する次の記述のうち、不適当なものはどれか。

(1) 急速ろ過方式とは、一般に原水に凝集剤を加えて薬品沈でん処理したのち、砂ろ過を行う浄水方法である。
(2) 残留塩素とは、塩素消毒後に水中に残留している塩素のことで、殺菌効果は結合残留塩素に比べて遊離残留塩素の方が高い。
(3) 消毒用の塩素剤には、次亜塩素酸ナトリウム、液化塩素、次亜塩素酸カルシウム等がある。
(4) 緩速ろ過方式とは、一般に凝集剤を加えずに原水を普通沈でん処理したのち、活性炭ろ過を行う浄水方法である。

解答:1. 、2. 、3. 、4.    

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