管理栄養士 平成24年度 問題詳細№
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その他の過去問
21 ヒトの細胞に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) リソソームでは、ATPの合成が行われる。
(2) 細胞膜のリン脂質は、親水性部分が向き合って二重層をつくる。
(3) ゴルジ体では、遺伝情報の転写が行われる。
(4) 滑面小胞体では、脂質の代謝が行われる。
(5) 細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
22 染色体・核酸に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) クロマチンには、たんぱく質は含まれない。
(2) 細胞内のRNAで量が最も少ないのは、リボソームRNA (rRNA)である。
(3) DNAリガ-ゼは、DNA中の特定塩基配列を切断する。
(4) DNAと伝令RNA (mRNA)の塩基対形成を、DNAの変性と呼ぶ。
(5) ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法には、DNAポリメラーゼが用いられる。
23 生体エネルギーと代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 脱共役たんぱく質(UCP)は、酸化的リン酸化を促進する。
(2) Na+,K+-ATPaseは、K+を細胞外へ排出する。
(3) 摂取した水分子の酸素原子は、呼気中の二酸化炭素分子には含まれない。
(4) 代謝過程で生じた熟は、身体活動のためのエネルギー源として利用することができる。
(5) 脂肪酸のβ酸化経路には、中間代謝物と酸素分子が反応する過程はない。
24 酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) アポ酵素は、補欠分子族を含む。
(2) 律速酵素は、代謝経路で最も速い反応を触媒する。
(3) アイソザイムは、同じアミノ酸配列をもつ。
(4) 化学反応の活性化エネルギーは、酵素によって低下する。
(5) 競合阻害では、酵素反応の最大速度(Vmax)は低下する。
25 アミノ酸・たんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) オートファジー(autophagy)は、たんぱく質を合成する作用である。
(2) アラニンは、アミノ基転移反応によりオキサロ酢酸になる。
(3) アスパラギン酸は、ケト原性アミノ酸である。
(4) プロテインキナーゼは、たんぱく質分解酵素である。
(5) 尿素回路は、肝臓に存在する。
26 糖質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) へキソキナーゼは、糖新生系の律速酵素である。
(2) 肝臓には、グルコース-6-ホスファターゼが存在する。
(3) グリコーゲンが加リン酸分解されると、グルコースが生成する。
(4) ペントースリン酸回路は、尿素回路の側路である。
(5) グルカゴンは、グリコーゲン合成を促進する。
27 脂質とその代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) HDLの粒子径は、キロミクロンより大きい。
(2) 肝臓のLDL受容体は、HMG-CoA還元酵素の阻害に伴って減少する。
(3) インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を低下させる。
(4) リポたんぱく質のコア部分は、リン脂質からなる。
(5) スカベンジャー受容体は、酸化LDLを結合する。
28 健常成人の血液検査項目と、その数値及び単位の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 動脈血のpH ----------- 7.1
(2) 動脈血の酸素飽和度 --- 48%
(3) 空腹時血糖値 --------- 96g/L
(4) 血漿の浸透圧 --------- 284mOsm/L
(5) 血漿総たんばく質値 --- 4.3g/L
29 がんに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) p53は、がん遺伝子の一つである。
(2) がん細胞が腹膜にばらまかれる進展様式を播種という。
(3) A型肝炎ウイルスは、肝細胞がん発症と密接な関係がある。
(4) 原発性肺がんの大部分は、移行上皮がんである。
(5) 腸上皮化生は、直腸がんの前がん状態である。
30 症候に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 浮腫は、血漿膠質浸透圧の上昇により生じる。
(2) タール便は、直腸における出血でみられる。
(3) 仮面高血圧は、診察室血圧が高血圧である。
(4) JCS (Japan Coma Scale)は、心機能の指標である。
(5) 起坐呼吸は、呼吸を楽にするために座位をとる状態である。