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問題63 平成19年度の国民医療費(34兆円〉の負担・分配・費用に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。

1 患者が病院や診療所,調剤薬局で支払う一部負担は,国民医療費全体の約3割を占めている。

2 国民医療費は,入院・入院外・歯科診療・薬局調剤などの医療費に分配されるが,このうち入院医療費は全体の約6割を占めている。

3 医療機関の運営に関する費用のうち,最も大きいのは医師や看護師など医療サービス従事者の人件費であり,全体の約5割を占めている。

4 国民医療費の財源には,一部負担,保険料,公費負担があり,このうち公費負担は国民医療費全体の約2割を占めている。

5 国民医療費は,病院・一般診療所・歯科診療などの医療費に分配されるが,このうち病院の医療費は全体の約7割を占めている。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題64 保険診療は,被保険者,保険医療機関等,審査支払機関,医療保険者の4者によって構成されるが,その仕組みに関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。

1 被保険者が受診するときは,所属する医療保険者が選んだ保険医療機関を受診しなければならない。

2 医師や歯科医師,薬剤師は,それぞれの国家資格を取得すれば病院や診療所において保険診療,保険の調剤ができる。

3 保険医療機関は,診療行為の費用を医師会が決める料金表を基に計算し,「レセプト」として審査支払機関に請求する。

4 審査支払機関は,「レセプト」が保険医療機関及び保険医療養担当規則等に合致しているか,また,医学的に妥当かなどを審査して,その療養の給付に関する費用を保険医療機関等に支払いをする。

5 審査支払機関に対し審査及び支払に関する事務を委託した医療保険者は,審査支払機関から送付された審査済みの「レセプト」に基づいて,保険医療機関等に診療報酬の支払いを直接行う。

(注)「レセプト」とは,「診療報酬請求書及び診療報酬明細書並びに調剤報酬請求書及び調剤報酬明細書」のことである。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題65 診療報酬に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。

1 診療報酬には,医科診療報酬・歯科診療報酬・調剤報酬がある。

2 診療報酬の算定に当たっては,実際に実施した医療行為ごとにそれぞれの項目に対応した点数を合算して算定しており,いわゆる包括払い方式と呼ばれている。

3 診療報酬のがん患者カウンセリング料の施設基準には,緩和ケアの研修を修了した医師及び専任の社会福祉士がそれぞれ1名以上配置されていること,と規定されている。

4 診療報酬の慢性期病棟等退院調整加算の施設基準には,退院調整に関する経験を有する専従の看護師又は介護支援専門員が1名以上配置されていること,と規定されている。

5 通常の診療行為に加えて診療報酬に規定されていない医療行為を提供する場合,診療報酬に加えて保険医又は保険医療機関が自由に料金を設定したものを追加して,請求することができる。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題66 診療報酬における回復期リハビリテーション病棟に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。

1 急性期の治療が一段落し,在宅に向けたリハビリテーションを短期集中的に行う病棟であり,要件に該当しない患者は利用できない。

2 回復期リハビリテーション病棟入院料の算定要件には,発症後の日数については制限があるが,入院期間には制隈がない。

3 脳血管疾患又は大腿(たい)骨頸(けい)部骨折等の患者に対して,認知症予防を目的とした病棟である。

4 一定の範囲の疾患・患者について,ADL能力の向上と寝たきり防止及び在宅復帰を目指してリハビリテーションを集中して行う病棟である。

5 脳血管疾患をはじめとした循環器系疾患の患者が,常時60%以上入院している病棟である。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題67 保健医療サービスにおけるインフォームド・コンセントのあり方と医療ソーシャルワーカーの役割に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。

1 U病院では,筋萎(い)縮性側索硬化症などの難治性神経疾患患者・家族に対して,診断・治療について医師が説明する場面には,看護師や医療ソーシャルワーカーも同席することにしている。

2 V病院では,医療ソーシャルワーカーは,がんの治療法の選択に悩む患者に対して,主治医が変わることにつながるので,セカンドオピニオン外来の紹介を控えている。

3 W病院では,重篤な遺伝子疾患を持つ保因者が妊娠したので,医療ソーシャルワーカーと医師とが相談し,遺伝子検査を実施した。

4 X病院では,入院患者が医師の診療態度と説明不足に苦情を訴えたので,苦情窓口担当の医療ソーシャルワーカーは,その処理を事務長に一任した。

5 Y病院では,入院時に治療の目的や内容・入院期間・予後の予測について記載する書類があり,医師が記入し,それを医療ソーシャルワーカーが患者と家族に提示し,承諾の署名捺(なつ)印をもらうことにしている。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題68 事例を読んで,リハビリテーション医療をチームで行うときのそれぞれの専門職の役割に関する次の記述のうち,最も適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
第1子の出産時,くも膜下出血を発症して手術をしたが,軽い右片麻痺と失語・失行・失認の症状が残ったFさん(29歳)に対して,自宅で育児ができるようになることを目的としてリハビリテーションを行っている。

1 作業療法士は,Fさんに対して,家事や育児ができるよう基礎体力の増強を図るリハビリテーションを行う。

2 理学療法士は,Fさんに対して,育児のおむつ替えなどができるよう巧緻(ち)性に関するリハビリテーションを行う。

3 言語聴覚士は,失語が残ったFさんに,人工内耳にするよう勧める。

4 医療ソーシャルワーカーは,Fさんの自宅での育児をサポートする社会資源を開拓しながら,第1子が保育所に入るまで退院後も継続して在宅支援する。

5 リハビリテーション専門医は,Fさんの脳外科の主治医の考えを踏まえ,リハピリテーションスタッフの意見を聞いてリハビリテーションの方針を立て,全体を統括する。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題69 事例を読んで,退院支援に関する次の記述のうち,適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
一人暮らしのGさん(70歳,男性,身体障害者手帳1級)は,糖尿病による慢性腎不全にて,透析歴5年であるが,最近視力低下が著しく屋内外でよく転倒する。視力測定したところ,両眼の矯正視力の和がO.01に満たない。退院後は,外来で週3回の血液透析と糖尿病の通院治療をする必要がある。介護保険は要介護2であり,居宅サービスを受けて支給限度額の大半を使っていた。Gさんの楽しみは,月に1回開催される老人クラブの講演会に参加することである。

1 医療保険による訪問看護制度を利用し,訪問看護ステーションに糖尿病の疾病管理を依頼する。

2 医療ソーシャルワーカーは,Gさんが移動支援事業を利用するなどして通院や講演会の参加が続けられるよう支援する。

3 院内クリティカルパスを使用して,Gさんにかかりつけ医や訪問看護ステーションに相談する時期を説明する。

4 病院は,Gさんの退院に当たり,入院前に担当していた介護支援専門員に来院を依頼してカンファレンスを実施し,「医療連携加算」を算定する。

5 Gさんの退院日が決まったので介護支援専門員は,病院の要請に応じて退院時カンファレンスに参加し,介護保険による「介護支援連携指導料」を算定する。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    

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