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保育士 平成25年度
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【保育原理(1)】

問1 次の文は、諸外国における保育の先駆者についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A コメニウス(Comenius, J.A.)は、『大教授学』や『世界図絵』等を著した。『世界図絵』は最初の絵入り教科書といわれ、その後の絵本や教科書に影響を与えた。

B オーエン(Owen, R.)は、ドイツに「性格形成学院」を開設し、子どもの保護と教育を行った。

C フレーベル(Fröbel, F.W.)は、教育の目的実現の基盤は乳幼児の健康であると考え、1908年、5歳以下の幼児を対象とする診療所を開設した。

D デューイ(Dewey, J.)は、1907 年「子どもの家」の指導の任に就き、国立特殊児童学校で開発した障害児の教育方法を幼児に適用した。

E オーベルラン(Oberlin, J.F.)は、貧困の根本的改革には教育が不可欠と考え、小学校や幼児保護所を設立した。しかし、幼い子どもの教育に携わる女性の教育までには及ばなかった。


(組み合わせ)

  A B C D E

1 ○ ○ ○ × ○

2 ○ × ○ ○ × 

3 ○ × × × × 

4 × ○ × × × 

5 × × ○ ○ × 

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問2 次の文は、日本における保育の歴史的事項についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 日本の都市部において、保育が必要な幼児の保護と教育を行うために設立された最初の施設は二葉幼稚園であった。この施設は赤沢鍾美が慈善により開設したものである。

B 日本において最も早く設立された正式な幼稚園は、東京女子師範学校附属幼稚園であった。そこではモンテッソーリ教具が配置され、子どもの自由で自主的な活動が保育の中心であった。

C 幼児教育への期待が高まり普及し始めた1926(大正15)年、「幼稚園基本法」が制定された。これは、日本における幼稚園に関する最初の独立した法律である。

D 1947(昭和22)年、「児童福祉法」が制定され、それまでの託児所は「保育所」に転換した。

E 1948(昭和23)年、「保育要領」が文部省と厚生省との共同で策定・刊行され、幼稚園と保育所及び家庭における幼児期の教育のあり方が詳細に解説された。


  (組み合わせ)

  A B C D E

1 ○ ○ × × × 

2 ○ × × ○ ○

3 ○ × × × × 

4 × ○ ○ ○ × 

5 × × × ○ × 

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問3 次の文は、「保育所保育指針」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 1965(昭和40)年に、幼稚園教育にも適用する共通のガイドラインとして通知された。

B 1965(昭和40)年に通知されたものの、保育所の機能の中に教育の必要性は認められなかった。

C 1965(昭和40)年の通知後、2008(平成20)年に初めて改定された。

D 2008(平成20)年に改定されるまでは通知であり、規範性を有する基準としての性格は明確ではなかった。

E 2008(平成20)年の改定により、保育士等の自己評価が努力義務となり、専門性の向上や保育実践の改善をはかることが求められることとなった。


(組み合わせ)

  A B C D E

1 ○ × ○ × ○

2 ○ × × ○ × 

3 × ○ ○ × × 

4 × × ○ ○ × 

5 × × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問4 次の文は、「児童の権利に関する条約」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 児童が有する権利について包括的・網羅的に規定した条約であり、児童には15 歳以上は含まれない。

B 内容には、児童の生存・保護・発達に関するもの、児童の最善の利益に関するもの、児童の意見表明や思想・良心の自由等成人と同様の権利を認めるもの、が含まれている。

C 父母から分離されない権利や家庭環境の確保についても、規定している。

D 条約締約国は、毎年児童の権利保障の進捗状況について、国際連合内の児童の権利に関する委員会に報告することが望ましいとされている。


 (組み合わせ)

  A B C D

1 ○ × ○ ○

2 ○ × ○ × 

3 ○ × × ○

4 × ○ ○ × 

5 × × × ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問5 次の文のうち、「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」の(2)「指導計画」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保育課程に基づき、子どもの生活や発達を見通した長期的な指導計画と、それに関連しながら、より具体的な子どもの日々の生活に即した短期的な指導計画を作成して、保育が適切に展開されるようにすること。

B 保育所の生活における子どもの発達過程を見通し、生活の連続性、季節の変化などを考慮し、子どもの実態に即した具体的なねらい及び内容を設定すること。

C 具体的なねらいが達成されるよう、子どもの生活する姿や発想を大切にして適切な環境を構成し、子どもが主体的に活動できるようにすること。

D 保育所の保育が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに留意し、学習を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにすること。

E 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの意見に従い、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い、改善を図ること。


 (組み合わせ)

 A B C D E

1 ○ ○ ○ × × 

2 ○ ○ × × ○

3 ○ × ○ ○ × 

4 × ○ ○ × ○

5 × × ○ ○ × 

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問6 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」の一部として適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 十分に養護の行き届いた環境の下に、くつろいだ雰囲気の中で子どもの様々な欲求を満たし、豊かな心情や思考力の芽生えを培うこと。

B 健康、安全など生活に必要な基本的な習慣や態度を養い、社会生活の基礎を培うこと。

C 人との関わりの中で、人に対する愛情と信頼感、そして人権を大切にする心を育てるとともに、自主、自立及び協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培うこと。

D 生命、自然及び社会の事象についての興味や関心を育て、生命の保持及び情緒の安定を図ること。

E 様々な体験を通して、豊かな感性や表現力を育み、創造性の芽生えを培うこと。


(組み合わせ)

1 A B

2 A C

3 B D

4 C E

5 D E

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問7 J保育所の5歳児クラスが就学を控えて、近くの小学校に一日体験に招かれた。J保育所ではこれについて園内の会議で検討し、積極的に取り組むこととした。次の文のうち、その取り組みとして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 園の保育の成果をみてもらうために、小学校の音楽の教科書にある曲の楽器と合唱の練習に励む。

B 小学生との交流を通して、子どもが小学校生活に対して期待感を持てるよう配慮する。

C 一日体験後に、保育士と小学校教諭との間で意見交換を行うことを提案する。

D 一日体験後に、J保育所での交流活動を計画し、連続性を持たせる。


 (組み合わせ)

  A B C D

1 ○ ○ × × 

2 ○ × ○ ○

3 × ○ ○ ○

4 × × ○ ○

5 × × ○ × 

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問8 次の文のうち、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の1「乳幼児期の発達の特性」の一部として、適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもは、大人によって生命を守られ、愛され、信頼されることにより、情緒が安定するとともに、人への信頼感が育つ。そして、身近な環境から働きかけられることを通して次第に自我が芽生える。

B 子どもは、子どもを取り巻く環境に主体的に関わることにより、心身の発達が促される。

C 子どもは、大人との相互の関わりを通じて、身体的な発達及び知的な発達とともに、情緒的、社会的及び道徳的な発達が促される。

D 乳幼児期の発達は年齢の影響が大きく、生理的、身体的な諸条件や生育環境の違いによる一人一人の心身の発達の個人差はほとんどない。

E 子どもは、遊びを通して、個が成長し、その後に人への信頼感が形成される。


 (組み合わせ)

 A B C D E

1 ○ ○ ○ × × 

2 ○ × ○ × ○

3 × ○ ○ ○ × 

4 × ○ × × × 

5 × × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問9 次の文は、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部である。
( A )〜( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・子どもの( A )を大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、自己を十分に発揮できる環境を整えること。

・子ども相互の関係作りや互いに尊重する心を大切にし、( B )における活動を効果あるものにするよう援助すること。

・子どもが自発的、意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの( C )な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、乳幼児期にふさわしい体験が得られるように、生活や遊びを通して( D )に保育すること。

・一人一人の( E )の状況やその意向を理解、受容し、それぞれの親子関係や家庭生活等に配慮しながら、様々な機会をとらえ、適切に援助すること。


(組み合わせ)

  A     B  C    D  E

1 健康    計画 主体的 包括的 保護者

2 生活リズム 集団 主体的 総合的 保護者

3 生活リズム 日課 自発的 包括的 子ども

4 健康    集団 自発的 統括的 子ども

5 気持ち   計画 個性的 総合的 子ども

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問10 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のウ「環境」の一部である。
( A )〜( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・好きな( A )に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。

・( B )に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。

・生活の中で、様々な物に触れ、その性質や( C )に興味や関心を持つ。

・身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、( D )に気付く。

・身近な物や遊具に興味を持って関わり、( E )、試したりして工夫して遊ぶ。


 (組み合わせ)

  A     B   C    D      E

1 自然    遊具  仕組み 自然の豊かさ つくったり

2 ともだち  自然  役割  自然の豊かさ 使ってみたり

3 玩具や遊具 自然  仕組み 生命の尊さ  考えたり

4 自然    遊具  役割  自然の豊かさ 考えたり

5 玩具や遊具 動植物 機能  生命の尊さ  つくったり

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.

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