人間と社会
介護
こころとからだのしくみ
総合問題
問題 17 1963年(昭和38年)に特別養護老人ホームが創設された。当時のこの施設に関する次の記述のうち,適切なものを 1つ選びなさい。
1 経済的な困窮者に対して介護を行う,老人ホームとして創設された。
2 身体上または精神上の著しい欠陥があるために,常時の介護を必要とする65歳以上の者を入所要件の1つとした。
3 「収容の場」ではなく,「生活の場」として位置づけられた。
4 ねたきり老人短期保護事業(ショートステイ)を行うことが求められた。
5 直接処遇を行う寮母は,名称独占の専門職として位置づけられた。
問題 18 社会福祉士及び介護福祉士法に規定された介護福祉士に関する次の記述のうち,正しいものを 1つ選びなさい。
1 福祉サービス関係者などと連携する。
2 現職の期間に限り,利用者の秘密を漏らしてはならない。
3 資質の向上を図るために,研修の受講を定めている。
4 介護福祉士の名称を停止期間中に使用すると,1年以下の懲役となる。
5 2007年(平成19年)の法改正によって,信用失墜行為の禁止が新たに規定された。
問題 19 右片麻癒(みぎかたまひ)のある人が介護老人福祉施設に入所した。その人の自己決定を尊重した入所当日の食事支援として,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 決めておいた食事の席を伝える。
2 食べやすい方法を確認する。
3 食事用エプロンをつける。
4 副食を細かく刻んでから出す。
5 全介助する。
問題 20 Dさん(80歳,女性)は,介護老人保健施設に入所した。 Dさんは自宅にいるときからおむつを使用しており,家族の話では,「よく下着を汚すから」ということだった。担当の介護職は, Dさんの表情から尿意があるのではないかと推察した。 Dさんとは言葉でのコミュニケーションは可能である。 Dさんの排池(はいせつ)の自立に向けた入所当日の最初のかかわりとして,最も適切なものを 1つ選びなさい。
1 「おむつは早く外しましょう」と言う。
2 便座に座ることができるか聞く。
3 尿意の有無を聞く。
4 排尿を我慢できるか聞く。
5 利尿作用のある飲み物を勧める。