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総合問題
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総合問題 (2)
次の事例を読んで,問題112から問題114までについて答えなさい。
〔事例〕
Jさん(84歳,男性)は,20年前に脳梗塞(のうこうそく:cerebral infarction)を発症し,後遺症で軽度の左片麻痺(ひだりかたまひ)となった。屋内では, T字杖(じつえ)を使用すれば歩行できるが,転倒するのが心配で,ほとんど外出しなかった。
1年ほど前から,夜よく眠れない,通院する曜日を問違える,薬を飲み忘れるなどの状態になり,血管性認知症(vascular dementia)と診断された。半年前から夜間の不穏状態や妻への暴力行為がたびたび出現するようになり,妻が介護しきれなくなって, Jさんは介護老人福祉施設に入所することになった。
入所後も施設内はT字杖(じつえ)を使用して,歩行は可能であった。しかし,慣れない場所で,より不安が強くなっているようすであった。
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