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保育士 平成23年度
問題詳細№

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【小児保健】

問11 次の文は、乳幼児の事故への対応に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 子どもが重症の場合では、他の職員に助けをもとめる前に、まず一人で処置をする。

2 5か月位から2歳位までの子どもでは手に触れたものは何でも口に入れようとするので、子どもの手の届く範囲から危険なものは取り除いておく。

3 風呂にふたをすることや子どもが屋外に勝手に出られないようにすることも事故の防止に効果がある。

4 安全な保育環境の整備をはかると同時に安全教育も大切である。

5 事故や災害で怖い体験をした後に、長期にわたって日常生活に障害を及ぼすことがあり、これをPTSD(心的外傷後ストレス障害)という。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問12 次の文は、予防接種の副反応に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 百日せき・ジフテリア・破傷風三種混合ワクチン(DPT三種混合ワクチン)の接種では、接種部位が接種翌日から1週間後にかけて発赤、腫脹、硬結をきたしやすいが、一般的には心配ないことが多い。

2 BCGワクチンの接種では、接種後10日くらいしてから針の跡に小さな発赤や水疱ができ、化膿することもあるが、その後小さなかさぶたになって、数か月後〜数年後に消失することが多い。

3 麻しん・風しん混合ワクチンの接種では、接種後4日〜2週間の間に発熱や発疹が数%〜20%にみられる。

4 インフルエンザHAワクチンの接種では、接種部位が赤く腫れる程度で、発熱や頭痛などの副反応は少ない。

5 水痘ワクチンの接種では、健常者でも発熱や局所の発赤などの副反応がみられやすい。

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問13 次の文は、現在わが国で行われている予防接種に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 平成6年の法改正により制度化された現行の予防接種制度では、定期予防接種は義務接種になっている。

B わが国では、経口生ポリオワクチンを生後3か月から生後90 か月にいたるまでの間にある者に接種している。

C 小児に対するインフルエンザワクチンの接種は定期予防接種であり、集団接種することになっている。

D 接種時に、「かぜ」などで発熱のある時には、定期予防接種を原則として受けられない。

E BCGワクチンと経口生ポリオワクチンの接種間隔は2週間で良いことになっている。


(組み合わせ)

1 A B

2 A C

3 A D

4 B D

5 C E

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問14 次の文は、乳児に使用するおむつに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 従来から使用されている布おむつは、洗濯して再利用できる。

B 紙おむつは、尿を比較的多く吸収でき、外出時や睡眠中、または親が忙しい時などにも使用されている。

C おむつ交換は、授乳の前後や起床時など、また尿や便でおむつが汚れた時などに、行うことが多い。

D おむつ交換では、汚れている外陰部を濡れたガーゼなどで、きれいに拭き取ろうとすることは良いが、拭きすぎて傷つけたりしないように注意したい。


(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ○

2 ○ ○ ○ ×

3 ○ ○ × ○

4 ○ × ○ ○

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問15 次の文は、乳幼児の症状や病気、看護に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 発熱や下痢の症状があり、さらにおう吐があって水分の摂取ができないときには、脱水症の危険があるので、医療機関を受診する。

B けいれんが起こったら、あおむけに寝かせ、唾液やおう吐物が気管に入らないようにする。

C 鼻出血は鼻をつまんで鼻中隔の方向に約15 分間圧迫することで止血できる。

D 発熱時は厚着をさせて、十分に保温できるようにする。

E 生後3か月をすぎ、自由に寝返りができるようになると、乳幼児突然死症候群(SIDS)の心配がなくなるといわれている。

(組み合わせ)

1 A B

2 A C

3 A D

4 B D

5 C E

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問16 次の文は、わが国の先天異常に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 生まれつき形態や機能の異常がある先天異常は、現在では、出生児全体の約1%にみられる。

2 形態の異常には、視診でわかる外表奇形と、検査しないとわかりにくい内臓奇形とがある。

3 平成元年以降では、乳児死亡の原因の第一位は先天異常である。

4 先天異常の原因としては、遺伝病、染色体異常、遺伝子の突然変異、子宮内の環境要因などがある。

5 複数の遺伝子と環境要因の相互作用による多因子遺伝病には、成人の生活習慣病に関連した病気も含まれる。

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問17 次の文は、乳幼児のう歯予防に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 子どもは満1歳くらいになると、大人のまねをしたがるので、大人の歯みがきをまねさせるとよい。

2 1歳半をめやすに、哺乳瓶の使用は中止し、コップかストローで飲めるようになるとよい。

3 フッ化物の歯面塗布は、1歳6か月児歯科健康診査、3歳児歯科健康診査などで行えるとよい。

4 幼児が繊維性食品や硬い弾性食品を食べると、乳歯の表面に傷ができるので、食べない方がよい。

5 幼児期には、保育所、家庭などでの生活を通して、規則正しい食習慣、また歯みがきの習慣をつけられるとよい。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問18 次の文は、小児の内分泌疾患に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 内分泌臓器から血液中に分泌され、極めて微量で特定の効果を発揮するホルモンは、少なすぎ(分泌不全)ても多すぎ(過剰分泌)ても、内分泌疾患を発生させる。

2 特発性の成長ホルモン分泌不全性低身長症は、2〜3歳ころまで、やや小柄ながらも普通に発育することが多いが、その後は体重、身長の伸びが極端に少なくなる。小学校低学年ころまでに発見して、成長ホルモンの皮下注射による治療を長期間続けることによって身長の伸びが期待できる。

3 先天性甲状腺機能低下症は通常、新生児マススクリーニングによって発見、治療されているが、甲状腺ホルモン薬を一生服用すること以外、一般的には普通の人と同じ生活ができる。

4 甲状腺腫や眼球突出などの症状がみられる甲状腺機能亢進症に対しては、通常、手術または放射線治療を行う。

5 先天性副腎過形成症は、通常、新生児マススクリーニングによって発見され、不足するホルモン薬を投与して治療する。

解答:設問の不具合につき全問正解。


問19 次の文は、B型肝炎に関する記述である。不適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A B型肝炎ウイルスのHBs抗原とHBe抗原には、ともに感染性がある。

B B型肝炎母子感染防止事業が昭和60年より実施されている。

C B型肝炎ウイルスはグルコン酸クロルヘキシジンで不活化できる。

D B型肝炎ウイルス・キャリア妊婦から生まれた新生児に対しては、まず第一に出産後48時間以内に抗HBヒト免疫グロブリン(HBIG)の注射が行われている。

E B型肝炎ウイルス・キャリアの母親の母乳中には、B型肝炎ウイルスが含まれていることがある。

(組み合わせ)

1 A B

2 A C

3 A D

4 B D

5 C E

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問20 次の【症例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【症例】3歳、男児
 某月某日鼻汁、咳嗽など「かぜ」のような症状が出はじめた。その後、次第に咳が強くなってきた。約4週間たってから、咳がはげしくなり、連続的に咳き込み、そのあと息を吸うときにフューという音が出た。咳の発作は夜間に強く、咳き込みに伴いおう吐もみられた。また、チアノーゼ、顔面紅潮、眼瞼浮腫などもみられた。
【設問】この患児の診断名を一つ選びなさい。


1 喘息性気管支炎

2 百日咳

3 マイコプラズマ肺炎

4 「かぜ」症候群

5 肺結核

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.

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