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保育士 平成23年度
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【小児栄養】

問1 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」に示されている内容に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 脂質の食事摂取基準(目安量)は、1歳以上のすべての年齢区分において、20以上30未満(g/日)である。

B 水溶性ビタミンは、過剰に摂取しても健康障害(過剰症)のリスクはないとされている。そのためすべての水溶性ビタミンにおいて耐容上限量は設定されていない。

C エネルギーの食事摂取基準は「推定平均必要量」として示されている。

D 食物繊維の食事摂取基準は、18歳以上の年齢区分において設定されている。近年の食事傾向を踏まえ、最も目標量が多い年齢区分は18〜29歳であり、30歳以降では18〜29歳より少ない量が示されている。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ × ○

2 ○ × ○ ○

3 × ○ ○ ×

4 × ○ × ○

5 × × × ×

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問2 次の文は、わが国における糖尿病に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 成人の糖尿病の90%以上は1型糖尿病であるが、小児期では1型糖尿病はみられないのが特徴である。

B 2型糖尿病は遺伝的要因が強く、過食や肥満及び運動不足などが発症を促進させる。したがって、小児期から過食による肥満を防ぐとともに運動の習慣を継続することは、2型糖尿病の予防に有効である。

C 2型糖尿病は、肝臓のα細胞が破壊され、インスリンの量が絶対的に不足することによって発症する。

D 「平成19年国民健康・栄養調査報告」によると、20歳以上の成人における「糖尿病が強く疑われる人」と「糖尿病の可能性を否定できない人」の合計は、男性女性とも総数において、平成19年では平成14年と比較して減少に転じた。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ × ○

2 ○ × ○ ×

3 × ○ × ○

4 × ○ × ×

5 × × ○ ○

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問3 次の文は、乳児の消化機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 唾液に含まれる唾液アミラーゼは、でんぷんをショ糖とブドウ糖に分解する酵素である。出生直後では、唾液アミラーゼの酵素活性は低い。

B 乳児の胃に分泌されるリパーゼは、胃酸などの作用で凝固した乳汁中のたんぱく質に働いて、トリペプチドやジペプチドに消化する酵素である。

C 膵液には、糖質、脂肪、たんぱく質を分解する酵素が含まれている。

D 大腸は空腸と回腸の2部から成り、糞便の生成が主な機能である。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ×

2 ○ ○ × ○

3 ○ × ○ ×

4 × ○ × ○

5 × × ○ ×

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問4 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている咀しゃく機能の発達と食事に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 哺乳反射とは、意思とは関係ない反射的な動きであり、生後4〜5か月から少しずつ消え始める。

B 哺乳反射による動きが完全に消失した後に、離乳食を開始する。その時期はおよそ生後5か月になったころが適当である。

C スプーン等の使用は離乳の開始以降でよい。

D 離乳食の開始の頃の食事支援のポイントのひとつとして、赤ちゃんの姿勢を少し後ろに傾けるようにすることがあげられる。

E 7〜8か月頃は、やわらかめのものを前歯でかじり取らせるために、丸み(くぼみ)のあるスプーンを使用する。

(組み合わせ)

1 A B E

2 A C D

3 A D E

4 B C D

5 C D E

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問5 次の文は、糖類とその代謝に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 果糖は、果物、はちみつなどに含まれており、乳糖や麦芽糖の構成成分として重要である。

B 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、上白糖のエネルギーは、約4kcal/gである。

C 単糖が数百から数千分子結合した高分子化合物を、オリゴ糖という。

D ブドウ糖がエネルギーに代謝される際に必要となるビタミンB1、ビタミンB2、トリプトファンは、いずれもビタミンB群である。

(組み合わせ)

A B C D

1 ○ ○ × ○

2 ○ × ○ ×

3 × ○ ○ ×

4 × ○ × ×

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問6 次の文は、ミネラルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A マグネシウムは、骨の健康の維持と体内の多くの酵素反応に必要な栄養素であり、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」における多量ミネラルのひとつである。

B カリウムは、体液の浸透圧を決定する重要な因子である。

C 亜鉛は主として骨、皮膚、肝臓、腎臓、筋肉などに存在し、たんぱく質・核酸の代謝に関与している。

D 食塩の主成分は塩化ナトリウムであり、通常の食事による主なナトリウムの摂取源は、食塩である。

E 減塩は、胃がんや脳卒中の一次予防に寄与すると考えられる。

(組み合わせ)

 A B C D E

1 ○ ○ ○ ○ ○

2 ○ ○ × ○ ×

3 ○ × ○ × ×

4 × ○ × ○ ×

5 × × × × ○

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問7 次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 妊娠期の食生活は、妊婦本人に加えて、児のライフステージのもっとも初期段階での栄養状態を形づくるものとして重要である。

B 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、妊婦の付加量が初期、中期、末期の区分で示されている栄養素等は、エネルギー、たんぱく質、ビタミンB1、葉酸、鉄のみである。

C 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、ミネラルの妊婦の付加量では、カルシウム(推奨量:mg/日)は+0、リン(目安量:mg/日)も+0である。

D 妊娠が進み子宮が増大するにつれて、大腸が圧迫されて便秘になりやすくなる。そのため、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、食物繊維(目標量:g/日)の妊婦(付加量)は+5とされている。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ×

2 ○ ○ × ○

3 ○ × ○ ×

4 ○ × × ○

5 × ○ × ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問8 次の文は、母乳と母乳分泌のための栄養摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「日本食品標準成分表2010」(文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告)によると、人乳(成熟乳)の88%は水分である。

B 母乳中の感染抑制物質のひとつであるリゾチームは、溶菌作用をもつ酵素である。

C 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、授乳婦のエネルギーの付加量(kcal/日)は、身体活動レベルⅠ、Ⅱ、Ⅲともに、+350である。

D 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」において、授乳婦の鉄の付加量は、月経がない場合の推定平均必要量・推奨量において示されている。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ○

2 ○ ○ × ○

3 ○ × ○ ×

4 × ○ × ○

5 × × ○ ×

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問9 次の文は、人工栄養に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」では、「この省令において『調製粉乳』とは、生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、又は主要原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加え液体状及び粉末状にしたものをいう。」と定められている。

B 育児用ミルクでは、乳児の脳や網膜などの発達に必要な不飽和脂肪酸であるステアリン酸が強化されている。

C 育児用ミルクには、感染抑制作用をもつたんぱく質が添加されているものがある。

D 「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19 年:厚生労働省)では、「フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。」としている。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ × ×

2 ○ × ○ ○

3 ○ × × ○

4 × ○ × ×

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問10 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 離乳の開始前の乳児にとって、最適な栄養源は乳汁(母乳又は育児用ミルク)である。

B 離乳とは、乳汁栄養から一般食に移行する過程をいう。

C 離乳の進行では、「離乳の開始後2か月間は、離乳食は1日1回与える。」と示している。

D 離乳が進むにつれ、卵は卵黄(固ゆで)から全卵へと進めていく。

E 生後7、8か月頃は、1日当たり全卵1/2個が目安である。

(組み合わせ)

A B C D E

1 ○ ○ ○ × ○

2 ○ ○ × ○ ×

3 ○ × × ○ ×

4 × ○ × ○ ○

5 × × ○ × ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.

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