管理栄養士 平成25年度 問題詳細№
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その他の過去問
81 糖質の代謝経路に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 解糖系によるATP産生は、有酸素運動では起こらない。
(2) コリ回路で生成したグルコースは、筋肉で利用されない。
(3) グルコース・アラニン回路によるグルコースの生成は、空腹時に減少する。
(4) ペントースリン酸回路は、脂質合成のためのNADPHを供給する。
(5) ウロン酸回路(グルクロン酸経路)は、アミノ酸からの糖新生を行う。
82 糖質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 糖質の重量あたりに発生するエネルギー量は、脂肪より大きい。
(2) グルコースからのATP産生には、ビタミンCが必要である。
(3) 体内のグリコーゲン貯蔵総量は、食事の影響を受けない。
(4) 筋肉グリコーゲンの分解は、アドレナリン(エピネフリン)により抑制される。
(5) 難消化性糖質は、発酵を受けて代謝される。
83 脂質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 食後には、貯蔵脂肪の分解が促進される。
(2) 食後には、血液中のVLDLが減少する。
(3) 絶食によって、血液中のキロミクロンは増加する。
(4) 絶食によって、血液中の遊離脂肪酸は増加する。
(5) 絶食によって、ケトン体の合成は減少する。
84 リポたんぱく質の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) キロミクロンは、コレステロールを含まない。
(2) VLDLは、主に小腸で合成される。
(3) LDLは、VLDLから生成される。
(4) LDLは、VLDLよりトリアシルグリセロール含有率が高い。
(5) HDLは、肝臓で合成されたコレステロールを末梢組織へ運搬する。
85 脂溶性ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 脂溶性ビタミンは、水溶性ビタミンに比べて体内に蓄積しやすい。
(2) β-カロテンの大量摂取は、胎児奇形のリスクを高める。
(3) ビタミンDは、生体膜におけるフリーラジカルの生成を防止する。
(4) ビタミンEは、血液凝固因子の産生に必要である。
(5) ビタミンKは、欠乏すると溶血性貧血をきたす。
86 ビタミンB群の働きと栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ビタミンB2は、脂肪酸からのエネルギー産生に必要である。
(2) ナイアシンの必要量は、エネルギー摂取量が多いと減少する。
(3) 葉酸が不足すると、血中ホモシステイン値は低下する。
(4) ビタミンB12が不足すると、DNA合成は亢進する。
(5) ビオチンは、コエンザイムA(CoA)の構成成分である。
87 微量ミネラルの代謝と栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 鉄には、過剰症はない。
(2) 亜鉛は、ヘモジデリン(hemosiderin)の構成成分である。
(3) 銅は、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)の構成成分である。
(4) マンガンは、チロキシンの構成成分である。
(5) クロムが欠乏すると、インスリンの作用が増強する。
88 水・電解質に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 細胞内液量は、細胞外液量より少ない。
(2) 加齢に伴って、細胞内液量は増加する。
(3) 高張性脱水では、細胞外液の浸透圧は低い。
(4) 浮腫は、細胞間質液量の増加によって生じる。
(5) 飲水量が多くなると、不可避尿量は増加する。
89 エネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 食事誘発性熱産生で発生したエネルギーは、運動に利用できる。
(2) 骨格筋のエネルギー代謝量は、運動中は変化しない。
(3) 基礎代謝量は、甲状腺ホルモンの影響を受ける。
(4) 基礎代謝量は、座位で測定する。
(5) 体重あたりの基礎代謝量は、体脂肪率に比例する。
90 栄養アセスメントに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 骨格筋量は、血清総たんぱく質値によって評価する。
(2) 内臓脂肪蓄積量は、血清トリグリセリド値によって評価する。
(3) 潜在性鉄欠乏状態は、血清セルロプラスミン値によって評価する。
(4) ビタミンBl欠乏は、赤血球のトランスケトラーゼ活性によって評価する。
(5) 数日間のたんぱく質代謝は、血清アルブミン値によって評価する。