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保育士 平成24年度
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【社会福祉(2)】

問11 次の文は、社会福祉従事者の義務に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

1 社会福祉士には、常に担当した者の立場に立って、誠実にその業務を行わなければならない誠実義務がある。

2 保育士は、保育の業務から離れることにより秘密保持義務から免れ、業務上知り得た個人情報を公開することができる。

3 社会福祉士の信用失墜行為の禁止については、社会福祉に関する業務が対象で一般的な犯罪は対象とならない。

4 介護福祉士に課せられた資質向上の責務により、所定の研修を受けなければ資格の更新ができない。

5 精神保健福祉士は、医療関係者の連携が図れれば、利用者の主治医の指導を受ける必要はない。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問12次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
 児童養護施設に入所したばかりの13 歳の男児Xに対して、居室担当となった保育士Yが面接した際の会話である。
 相談室に一緒に入って、テーブルを間に、XとYは対面してすわった。まず、Yが、「あなたは、昨日からこの学園で生活することになりましたが、現在の気持ちを話してくださいね。」とたずねた。Xは、その質問に答えないまま2分ほどの沈黙が続いた。

【設問】
 次の文は、2分の沈黙のあとのXの状態に応じてとったYの行動に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。

1 Xが最初はうつむいた状態だったが、次第に顔を上げ、Yの顔をちらちらと見るようになっていたので、もう少し、語り出すのを待つことにした。

2 Xがうつむいた状態を続けているので、顔を上げさせるために、Yは「顔を上げなさい」とたしなめた。

3 Xが顔を上げ、少しはにかんだ表情を浮かべたので、Yは「何か恥ずかしいですか」とたずねた。

4 Xは相変わらず話し出す気配がないので、ひとつ短く答えられる質問をしてみることにして、「昨日の夜はよく眠れましたか」とたずねた。

5 Xがうつむいていて表情が見えにくく、Yはその時のXの感情の状態がわからなかったので、「今、何か話しづらいですか」とたずねた。

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問13 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
 初産で双子を出産したOさん(28 歳)は、育児疲れから育児ノイローゼ気味となり、近くの福祉事務所の「家庭児童相談室」を訪れ、相談を行った。子どもは生後 か月である。Oさん夫妻の父母は遠方にいて支援を期待できず、夫は残業して帰宅が遅くなることも多かった。このケースの相談には、P家庭相談員があたった。

【設問】
次の文は、P家庭相談員の行った支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A このケースを児童相談所に送致するか、このまま当相談室で支援するか検討したが、母親の精神状態が通院によって落ち着いていることが確認できたので、児童相談所と協議して継続支援を行うことにした。

B こうした要支援家庭を支援するために養育支援訪問制度があるので、保健師などによる訪問が必要と考え、その制度による訪問を手配した。

C 母親は就労していなかったため保育所を利用していなかったが、保育所一時預かりやファミリー・サポート・センターの利用を勧めた。

D 夫の育児への協力を引き出すための家族関係の調整を考えたが、家族のプライバシーに踏み込むことになるので、その調整は行わないことにした。


(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ×

2 ○ × ○ ○

3 ○ × × ○

4 × ○ ○ ○

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問14 次の文は、ケアマネジメントの過程に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 アセスメントは、個別支援計画を立案する前に、利用者のニーズや活用できる社会資源をあらかじめ調べる作業を含んでいる。

2 個別支援計画を立案する前に、支援目標を明確にしておくことは、アセスメントで得た情報を再構築するのに役立つ。

3 支援目標はアセスメントで得た情報を専門的に分析することによって設定されるので、利用者との話し合いは不要である。

4 個別支援計画を立案するにあたって、利用者とその家族の意向を聞く機会を設けることは必要である。

5 モニタリングは、個別支援計画の実施後に、提供された福祉サービスが適切に利用者のニーズを充足しているかどうかを確認する作業を含んでいる。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問15 次の組み合わせは、利用者の権利擁護に関する用語の組み合わせである。不適切な組み合わせを一つ選びなさい。

(組み合わせ)

1 児童虐待に係る通告先-----「児童虐待の防止等に関する法律」------市町村、児童相談所、福祉事務所、児童委員

2 配偶者からの暴力の発見者による通報先---「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」---配偶者暴力相談支援セ  ンター(婦人相談所)、警察官

3 日常生活自立支援事業(福祉サービス利用援助事業)-----「障害者自立支援法」-----民生委員

4 要支援高齢者の介護予防---------「介護保険法」--------地域包括支援センター

5 高齢者虐待に係る通報先----「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」----市町村

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問16 次の文は、苦情解決制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 苦情解決制度には、サービス提供者による苦情解決と運営適正化委員会による苦情解決、さらに、都道府県知事の仲裁による苦情解決がある。

B 苦情を第三者的立場から適切に解決するために、「社会福祉法」では、都道府県社会福祉協議会に運営適正化委員会を設置するものとされている。

C サービス提供者による苦情解決制度では、苦情解決の責任者と担当者を置かねばならないとされている。

D 保育所等の児童福祉施設における苦情解決制度の特徴は、サービス利用者が児童であることを踏まえ、申出者は保護者に限定している。

(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ×

2 ○ ○ × ×

3 ○ × ○ ×

4 × ○ ○ ×

5 × × ○ ○

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問17 次の文は、福祉サービスの契約制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 契約制度は、当事者同士の意思表示の合致によって成立し、また、その過程では双方の対等性や自由意思が尊重される。

B 契約制度は、1997(平成 )年の「児童福祉法」改正によって保育所の入所方式に市町村との選択契約方式を導入したことにはじまる。

C 措置から契約へという社会福祉基礎構造改革以降、在宅介護の分野を中心として、株式会社、特定非営利活動法人(NPO法人)などの多様な実施主体が社会福祉サービス分野に参入している。

D 適正な福祉サービスの利用を確保するために、「社会福祉法」では、福祉サービスに対する苦情などを抱える人への支援を行うことを明記している。


(組み合わせ)

  A B C D

1 ○ ○ ○ ○

2 ○ ○ ○ ×

3 ○ ○ × ○

4 ○ × ○ ○

5 × ○ ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問18 次の文は、社会福祉の情報提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「社会福祉法」では、社会福祉事業の経営者や国及び地方公共団体に対して、福祉サービスの適切な利用が行われるように、情報の提供等を行うよう努めなければならないと定められている。

B 社会福祉法人に対しては、利用者等からの請求に応じて事業報告書や財務諸表、監査報告書を閲覧できるよう義務付けている。

C 社会福祉事業の経営者は、その提供する福祉サービスの利用を希望する者からの申込みがあった場合には、説明を希望する者のみに対して、説明を行うものとされている。

D 「社会福祉法」では、利用者の理解や判断を誤らせるような事実に反する誇大な広告を禁止し、情報提供の適正化を図っている。


(組み合わせ)

 A B C D

1 ○ ○ ○ ×

2 ○ ○ × ○

3 ○ ○ × ×

4 ○ × × ×

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問19 次の文は、在宅福祉・地域福祉の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 共同募金の実施主体としては、各都道府県に都道府県共同募金会が置かれ、募金の実施、目標額や配分計画等の策定、配分先や額の決定を行っている。

B 民生委員は、「民生委員法」に基づき地域社会の福祉を増進することを目的として市町村の区域に置かれており、福祉事務所や児童相談所に配属されて支援活動を行っている。

C 市町村社会福祉協議会の目的は、地域福祉の推進にあることが、「社会福祉法」において明記されている。

D 「日本赤十字社法」に基づく日本赤十字社は、災害被災者に対する救護活動や地域における医療活動を中心に活発な活動を展開している、わが国有数の救護団体である。


(組み合わせ)

A B C D

1 ○ ○ × ×

2 ○ × ○ ○

3 × ○ ○ ○

4 × ○ × ×

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.


問20 次の文は、わが国の少子高齢化の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 65歳以上の高齢者が、総人口に占める割合のことを「高齢化率」といい、この高齢化率が、 パーセントを超えると「高齢化社会」、14パーセントを超えると「高齢社会」と呼んでいる。

B 高齢者の単独世帯が増加しているが、高齢者の単独世帯で女性のほうが圧倒的に多いのは、平均寿命の違いを反映していると考えられる。

C 平成16年版「少子化社会白書」において、合計特殊出生率が人口置き換え水準をはるかに下まわり、かつ、子どもの数が高齢者人口(65歳以上の人口)よりも少なくなった社会を「少子社会」と呼んでいる。

D 近年の合計特殊出生率の上昇は、これまで低下傾向であった30歳代の出生率が横ばいとなり、20歳代の出生率が上昇していることによるものである。


(組み合わせ)

A B C D

1 ○ ○ ○ ×

2 ○ ○ × ×

3 ○ × ○ ○

4 × ○ ○ ×

5 × × ○ ○

解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.

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