保育士 平成24年度 問題詳細№
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問1 次の文は、子どもの標準的な発育(成長)・発達に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 身体が形態的に大きくなることを発育(成長)という。
2 運動面での機能的成熟のことを発育(成長)という。
3 知的及び精神的機能の成熟を心理的発育(成長)という。
4 発育(成長)は、子どもにおいて一様におこる。
5 発達は、一定の歩調で進行する。
問2 次の文は、保育所での子どもの健康についての記述である。「保育所保育指針」第3章「保育の内容」に照らして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 保育所では、健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。
B 保育所では、一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。
C 保育所では、一人一人の子どもが、健康で安全に過ごせるようにする。
D 保育所では、明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう。
E 保育所では、自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする。 (組み合わせ)
A B C D E
1 ○ ○ ○ ○ ○
2 ○ ○ × × ○
3 × ○ × ○ ×
4 × × ○ × ○
5 × × × × ×
問3 次の文は、Scammonの器官別発育曲線に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 一般型は、呼吸器、心臓・血管、骨、筋肉などの臓器の発育を示す。
B リンパ系型は、リンパ節や扁桃など、免疫系に関わる器官の発育を示し、10~12歳頃に最大値を示す。
C 神経型は、運動機能の発達と同様に学童期に急激な増加を示す。
D 生殖型は、生殖器の発育を示すが、一般型と同様に乳幼児期早期に急激な増加を示す。
E Scammonの器官別発育曲線は、新生児の値を100として年齢による変化を示している。 (組み合わせ)
1 A B
2 A C
3 B D
4 C E
5 D E
問4 次の文は、子どもの年月齢による区分についての記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 新生児とは、出生後28日未満をいう。
2 乳児とは、出生後1年未満(新生児期を含む)をいう。
3 幼児とは、出生後1年以上小学校就学前をいう。
4 学童とは、主として小学生をいう。
5 思春期とは、12歳以上16歳未満をいう。
問5 次の文は、わが国の人口動態統計のうち、小児あるいは母子に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 出生率とは、出生数を人口で割り100をかけたものである。
2 死亡率は、死亡数を人口で割り100をかけたものである。
3 合計特殊出生率は、一人の女性が生涯に何人の子を産むか推計したものである。
4 合計特殊出生率が3を下回ると、長期的には人口が減少する。
5 乳児死亡率とは、出生後28 日未満の死亡数を出生数で割り1,000をかけたものである。
問6 次の文は、小児の標準的な精神運動機能発達についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 生後2か月頃には首がすわり、固視も6週くらいから発達し始める。
B 生後3~4か月頃にはあやすと声をたてて笑う。
C 生後7~8か月頃には一人座りができる。
D 生後9~10か月頃にはずり這いをする。
E 生後12か月頃には安定した歩きをする。 (組み合わせ)
1 ○ ○ × × ×
2 ○ × × × ○
3 × ○ ○ × ×
4 × × ○ ○ ×
5 × × × ○ ○
問7 次の文は、小児の生理機能の発達についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 脳の機能は、胎児期から既に発達しており、出生時にはほぼ成熟している。
2 胎児期の血液の流れすなわち胎児循環と、生後の血液の循環の違いには、肺循環がある。
3 乳歯は生後形成され始め、前歯は生後6~8か月頃に生え始める。
4 嚥下機能は、生後ほ乳をすることによって始まる。
5 乳児では膀胱に尿が溜まるとその刺激が脳で感知され、脳細胞の指令で排尿がおこる。
問8 次の文は、小児の栄養についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 母乳は乳児にとって最も適切な栄養であるが、ビタミンK欠乏の可能性がある。
2 母乳には感染防御因子としてIgGが豊富に含まれる。
3 小児に必要な栄養素は、カロリー、糖質、タンパク質、脂質である。
4 新生児は腸の機能の未熟性のため、母乳中の脂質の吸収が悪い。
5 人工栄養(調製粉乳)は、母乳よりもカロリーが高いため肥満になりやすい。
問9 次の文は、手づかみ食べについての記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 手づかみ食べは、食べ物を目で確かめて、手指でつかんで、口まで運び口に入れるという目と手と口の協調運動である。
2 手づかみ食べは、手でつかむことによって、食べられるものかどうかを判断する能力の発達を促す。
3 手づかみ食べは、精神運動機能の発達と密接な関係を有している。
4 手づかみ食べのできる食事の工夫が必要であり、おにぎりにしたり、野菜の切り方を適切にするなどの工夫が必要である。
5 手づかみ食べは、自分で食べる機能の発達を促す観点からも重要である。
問10 次の文は、子どもに多い症状についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 体温は一定の範囲に維持されているが、かぜなどの感染症では防御反応として上昇する。
B 下痢は、細菌感染によっておこることが多い。
C 咳は、本来は気道内の刺激を排除する作用を持っている。
D 嘔吐は、胃の内容物が逆流することをいい、溢乳も含まれる。
E 頭痛はよくあるが、乳幼児には認められない。 (組み合わせ)
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