【No. 35】トンネルの山岳工法における変位計測のデータ活用方法に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)変位計測の結果は、地山と支保が一体となった構造の変形挙動であり、変位の収束により周辺地山の安定を確認することができる。
(2)覆工コンクリートは、地山との一体化をはかるため原則として地山の変位の収束前にコンクリートを打ち込むため、覆工の施工時期を判断する際に変位計測の結果が利用される。
(3) 支保部材の過不足などの妥当性については、変位の大小、収束状況により評価することができ、これから施工する区間の支保選定に反映することが設計の合理化のために重要である。
(4) インバート閉合時期の判断は、変位の収束状況、変位の大小、脚部沈下量などの計測情報を最大限活用しながら行うことが重要である。 |