【No. 42】鉄道の省力化軌道用コンクリート路盤の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)コンクリート路盤は、鉄筋コンクリート版と粒度調整砕石層で構成され、鉄筋コンクリート版の役割は軌道から荷重を下部に伝達するとともに、大きな曲げ剛性により変位を抑制するように平坦な路盤面を確保する。
(2)路床の排水層は、切土の場合には設置しないが、盛土の場合には地下水排水のためコンクリート路盤部の粒度調整砕石層の下に排水層を設ける。
(3) コンクリート路盤の粒度調整砕石層の役割は、鉄筋コンクリート版を支持しこれから伝えられる荷重を分散して路床に伝達することで、狭軌用の粒度調整砕石層の厚さは15 cm に仕上げ
る。
(4) 軌道スラブの施工及び列車荷重の分散範囲を考慮して決めた構造上必要な鉄筋コンクリート路盤の幅は、狭軌では2.6 m である。
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