【No. 31】コンクリート構造物に発生した劣化損傷に対して適用する補修対策の選択に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
(1)鉄筋コンクリート床版に疲労荷重の作用による2方向ひび割れが発生し始めたため、橋面防水層を施工し水の影響を除くとともに、FRP接着を行いひび割れを抑制した。
(2)飛来塩分によってコンクリート中に塩化物イオンが浸透していたが、内部の鉄筋は腐食していなかったので、塩分を多く含むコンクリートを除去し、断面修復工法を適用することとした。
(3) 凍害による微細ひび割れの損傷が部分的に認められたため、再アルカリ化工法を適用し、アルカリ性を維持する水溶液を浸透させた。
(4) 塩害対策の鋼材腐食の抑制として、コンクリート構造物の表面から鋼材に直流電流を流し腐食の要因である腐食電流を消滅させる外部電源方式の電気防食工法を採用した。
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