問題8 次の記述のうち、知覚の恒常性を説明する日常における事例として、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 映画やテレビの動画、ネオンサインのように、視覚刺激の提示時間間隔に適度な時間差がある場合、両刺激は連続し動いているように見える。
2 左側に+、右側に黒色で塗りつぶした円の記号が描かれた用紙を、左目を閉じて右目で+の記号を見つめ、用紙を前後に動かすと、あるところで黒円が消失する。
3 暗闇(くらやみ)で過ごす時間が長くなるにつれて瞳(どう)孔が拡大し、見える範囲が次第に狭まって、初め見えなかったものが見えるようになる。
4 渦巻き模様を右方向に回転すると模様全体が拡大するように見えるが、しばらく観察した後で渦巻きの回転を止めると、今までとは逆の方向への回転が見られる。
5 斜め上からコーヒーカップのふちを見たとき、その人の網膜像は楕(だ)円であるにもかかわらず、その人は「そのコーヒーカップのふちは円形をしている」と見る。
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