社会福祉士過去問


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相談援助の基盤と専門職

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問題84 社会福祉士及び介護福祉士法に定められた社会福祉士の義務に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 クライエントが施設を離れて地域で自立生活を営めるよう、その業務を行わなければならない。

2 専門性の維持・向上を目的として、5年に一度の資格更新研修を受けなければならない。

3 クライエントに関する秘密保持の義務は、社会福祉士でなくなった後においては適用されない。

4 その業務を行うに当たり、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。

5 クライエントに主治の医師があるときは、その指導に従わなければならない。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題85 相談援助における利用者本位の基本原則に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 入所施設では施設の効率的な経営が重視されるので、それに支障をきたさない範囲で利用者の要望に応えることが必要である。

2 個人の尊厳の保持を旨とし、利用者が快適に過ごせることを目指して、能力のいかんを問わず利用者全員に同等なサービスを提供できるようにする。

3 利用者及び他のサービス利用者の安全を守ることを目的とする利用者への身体拘束は、「切迫性」及び「一時性」という2 つの要件を満たせば認められる。

4 利用者の意思表明が不明確な場合は、本人に代わって援助者が支援の内容を決定しなければならない。

5 利用者の自己決定に基づく行為が重大な危険を伴うと予測される場合は、その行動を制限することがある。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題86 軽度の知的障害のあるCさん(20歳)は、一般就労後、約1か月ぶりに障害者就業・生活支援センターのD就業支援担当者を訪ねた。そして、「この1か月間はあまり仕事をさせてもらえず、事務室で退屈に過ごすことが多かった。納得できないし、もっと働きたいけど、せっかく雇ってもらっているので何も言えない」と話した。D就業支援担当者は、後日Cさんの就職先を訪問した。担当者であるEさんは「採用したものの、Cさんに色々と指示を出してもやる気が見えないので、辞めてもらおうと思っている」と話した。D就業支援担当者は、Cさんには意欲があり、簡単な作業なら十分にできるということ、そして仕事の指示などは、ゆっくり説明してもらえれば理解できることをEさんに伝えた。
次のうち、Eさんに対してD就業支援担当者が果たしている機能として、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 カウンセリング

2 アドボカシー

3 リスクマネジメント

4 アドミニストレーション

5 ケアマネジメント

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題87 次の記述のうち、平成19年の社会福祉士及び介護福祉士法改正についての厚生労働省の「通知」において示された社会福祉士の役割の一つとして、適切なものを一つ選びなさい。

1 今日の生活問題が複雑化、多様化しているなかで、専門的な立場から利用者に解決方法を指示して問題解決に取り組むこと。

2 地域福祉の推進のために、自らボランティア活動に参加して地域住民を指導する立場に立つこと。

3 利用者の生活を総合的かつ包括的に援助するために、連携が必要な他分野の専門職を統括する役割を担うこと。

4 地域の福祉ニーズを的確に把握して、必要なサービスが不足している場合にはそれらを創出していくこと。

5 深刻化する自殺の問題へ対応するために、相談援助を通して人々の心理的課題に焦点を当てて自殺予防に努めること。

(注)「通知」とは、「社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律について」(平成19年12月5日厚生労働省社会・援護局長通知)のことである。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題88 社会福祉士の相談援助におけるアカウンタビリティに関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。

1 援助における判断や介入の根拠、援助の効果やそのための費用についての情報の開示や説明を、関係者や社会に対して行うことである。

2 利用者が自分の権利や生活ニーズを表明できないときに、社会福祉士がサービス提供者や行政機関などに利用者に代わって要求することである。

3 相談援助の終結段階において、援助計画とそれに基づくサービスの提供が十分に実施されたかどうかを自己評価することである。

4 利用者が抱える問題や環境などの情報を収集し、それらをもとに問題状況における相互作用などを分析し、問題状況の全体を把握することである。

5 利用者自身で自分の問題を解決し、自らの目的を達成するための行動ができるように側面から支援することである。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題89 複合的な課題をもつ家族への相談援助に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。

1 課題を個々の家族員の次元でとらえ、個々人に焦点を当てたサービスを提供する。

2 家族の問題をこれ以上悪化させないため、第一次予防の活動に焦点化する。

3 既存のサービスで充足できない新しいニーズへの対応については、行政に任せる。

4 単一の専門職で構成されたチームに委ねることで、家族支援の専門性を高める。

5 フォーマルなサービスとインフォーマルな資源を組み合わせ、継続的な対応を行う。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題90 事例を読んで、社会福祉協議会のF福祉活動専門員(社会福祉士)の当面の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
Z町では、数年前に町内に大規模な工場が移転してきて以来、外国から来た労働者とその家族が増加している。最近、地域の公園で、こうした家族の子どもたちが仲間外れにされており、親同士のトラブルにもつながっているという問題が生じていた。Z町では、かねてより小学校区ごとに地区懇談会を開催し、自治会役員や民生委員・児童委員が情報交換する場を設けてきた。この度の地区懇談会においてこの問題が取り上げられ、地域を担当しているF福祉活動専門員に子どもたちの問題への対応について相談が寄せられた。

1 児童相談所に通告し、いじめに関するアセスメントを依頼する。

2 スクールソーシャルワーカーに、学校内で問題解決を図るよう指示する。

3 異なる文化をもつ住民同士、学校や自治会などが問題を話し合う場を設ける。

4 外国籍の子ども専用の遊び場を設けるよう、行政に働きかける。

5 外国籍の子どもの権利を主張し、教育委員会に苦情を申し立てる。

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    

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