問題100 事例を読んで、この段階におけるA児童福祉司(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
V県の児童相談所に勤務するA児童福祉司は、U市の児童家庭相談窓口の担当者から送致を受けて、児童虐待の疑いのある母親のBさん(36歳)と面接を行うことになった。Bさんは現在、3歳の子どもと夫との3人で暮らしている。数日後、児童相談所を訪ねてきたBさんは、A児童福祉司に会うや否や、夫の不就労、過度の飲酒、女性問題等、夫への不満について話し出した。児童虐待の疑いについては、「私は夫のせいでストレスがたまっている。そのせいか、子どもには多少つらくあたっているかもしれない」と話した。
1 子どもの安全を確保するため、すぐに子どもの一時保護を実施する。
2 Bさんの苦労をねぎらいながら、夫を就労させるために公共職業安定所(ハローワーク)に通わせることを勧める。
3 夫の気持ちを代弁しながら、まずは母親としての役割を果たすよう努力を促す。
4 夫婦関係の修復が不可能であると判断して、離婚や調停に詳しい弁護士への相談を勧める。
5 Bさんに詳しく状況を話してもらうとともに、近々、家庭訪問させてほしいと提案する。
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