問題150 事例を読んで、被害者担当官の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
Nさん(40歳、男性)は、加害少年(15歳、男子)に自宅へ押し入られ、150万円相当の被害を受けた。加害者側からは、謝罪も被害弁償も受けていない。家庭裁判所から加害少年は保護観察処分となった旨の連絡を受けたが、加害少年とは直接連絡が取れない。そこで保護者の居場所を教えてほしいというのが、Nさんの要望である。
1 Nさんの事件後の苦労と心情を考えると、加害者側と連絡を取りたいというNさんの要望は当然なので、すぐに居場所を教えた。
2 Nさんが加害者側から謝罪も被害弁償も受けていないことを知り、保護観察所にNさんを呼んで保護者と面接する機会を設けた。
3 心情等伝達制度を利用して、その気持ちを加害少年に伝えたらどうかとNさんに助言した。
4 被害者担当官は保護観察を担当しないので、意見等聴取制度の申出をするようにNさんに助言した。
5 被害者が心情等を述べることができる期間に制限はないので、気持ちが落ち着いたときに申し出るようにNさんに助言した。
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