問題108 事例を読んで、就労継続支援事業所のN生活支援員(社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
〔事例〕
N生活支援員は、18歳から20歳代前半の知的障害のある利用者6人(いずれも男性)によるグループを新たに形成して、メンバーの自己表現力や生活意欲の向上を目的とするグループワークを実施してきた。彼らは、この事業所に通所するようになって、まだ日が浅いメンバーたちであった。また、共通して自己表現力が乏しい上に、親や援助者への依存的な傾向が強く、生活意欲も低い傾向がみられた。N生活支援員は、週に1度の余暇活動の時間を利用してグループ活動を行うことにして、1時間程度のメンバーによる話合いを中心としたプログラムを実施してきた。
1 メンバーの依存的な傾向を考え、自主的な話し合いがなされるまで待ち続けた。
2 最も資質のあると思われる一人のメンバーを、グループのリ._..ダーに指名した。
3 遅刻者や発言しないメンバーがいたので、そういう態度ではグループ活動に参加させられないことを伝えた。
4 メンバー間の言い争いが生じた場面で、メンバー同士がお互いに話し合って解決していくことを促した。
5 仲の良い3人のメンバーからなる下位グループが形成されたので、3人に対してお互いに距離を置くように指示した。
|