問題17 地域コミュニティに関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
1 大規模な災害が発生した直後では、非専門家の集まりである地域コミュニティによる身近な高齢者や障害者などの救援は困難であり、行政の専門防災組織の即座の救援活動が最も有効である。
2 日本のコミュニティ・スクールは、学校運営協議会制度によって保護者や地域住民などが学校の運営に参画し、画一的ではない特色ある学校づくりを目指すものなので、学校運営協議会が教職員の任命権も有している。
3 高度経済成長期に過疎過密問題が生じたので、国土の均衡ある発展を目標に1962年以来、数次にわたって市町村の都市計画マスタープランが策定されたが、過疎問題は解決せず、今日では農山村の地域コミュニティは存立の危機にある。
4 地方自治体が、地域コミュニティの住民、NPO・NGOや民間企業など、主要な利害関係者との協働によって利害調整と合意形成を図ろうとするあり方をコーポレート・ガバナンスと呼ぶ。
5 1980年代以降、日本の都市に新たに居住するようになったニューカマーと呼ばれる外国人住民のなかで、民族や出身地域に基づいてエスニック・コミュニティを形成し、生活や仕事に必要な情報をお互いにやりとりする現象がみられる。
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