保健師過去問集


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№45~№47(H23年度午後)


次の文を読み45~47の問いに答えよ。
Aさん、85歳の男性。48歳の息子との2人暮らし。民生委員から地域包括支援センターの保健師にrAさんは息子が仕事で不在の日中は1人で過ごしている。最近やせてきて、着替えもできていない様子。ふらふらと近隣を歩き、迷子になることもある。認知症が進んでいると思われる。息子は介護を放棄しているようだ」と相談があった。



45 民生委員と一緒に息子が在宅の日に訪問すると、自宅にはごみが散乱していた。息子は、「父親の夕食は自分がお弁当などを買ってきているが、朝食はとらず、昼食はパンなどを買い置きしている」と言う。Aさんは失禁がみられ、数週間入浴もしていないようであった。この事例への対応の緊急度を判断するための情報で最も重要なのはどれか。

1. 家族の経済状況

2. 別居家族の有無

3. Aさんの栄養状態

4. 息子の仕事の内容

 
解答:1. 、2. 、3. 、4.    


46 息子は、「1年前にかかりつけ医から父は認知症の初期だと説明された」、「毎日、仕事が忙しく帰りが遅くなる。父親はそれが不満で、わざと自分を困らせようとしているのだと思う。帰宅後、失禁で汚した下着が隠してあるのを見つけると、いらいらして、つい怒鳴ってしまうこともある」と言う。保健師は息子の大変さをねぎらい、相談を進めた。保健師の支援内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

1. 地域生活支援事業の利用の勧め

2. 特定健康診査による状況確認の勧め

3. 高齢者虐待事例として保健所への通報

4. 介護保険による居宅サービス利用の勧め

5. 認知症の症状とその対応方法についての説明

 
解答:1. 、2. 、3. 、4. 、5.    


47 この地域では地域包括支援センターが、定期的に介護支援専門員や民生委員を対象とした研修会を実施している。保健師がAさんの事例について研修会で報告したところ、参加者から高齢者虐待か判断に迷う認知症事例が次々と紹介された。高齢者虐待の早期発見対策で最も適切なのはどれか。

1. 高齢者を対象とした認知症の講演会

2. 日常生活自立支援事業の周知強化事業

3. 自治会単位での高齢者生きがいサロン事業

4. 高齢者支援にかかわる関係機関による認知症事例の検討会

 
解答:1. 、2. 、3. 、4.    

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