精神保健福祉士過去問


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精神保健福祉論(1)


問題31 障害者福祉の理念と歴史に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 1996(平成8)年に、遺伝を防止するために精神疾患や知的障害があれば保護者の同意だけで不妊手術ができるという母体保護法は改正された

2 バンク-ミケルセン(Bank-Mikkelsen,N.)は、ノーマライゼーションについて、障害の状態が固定した時にはリハビリテーションを実施してノーマルな状態に引き上げることとした

3 ビアーズ(Beers,C.)は精神科病院の入院経験から『わが魂にあうまで(A Mind That Found Itself)』を著し、コネチカット州において自立生活運動を展開する中心的な役割を果たした

4 1993(平成5)年の障害者基本法では、精神障害者が総合的な障害者施策の対象として位置づけられ、福祉の増進と国民の精神保健の向上がうたわれた

5 1995(平成7)年の「障害者プラン~ノーマライゼーション7か年戦略~」では、障害のある人々が社会の構成員として地域の中で共に生活が送れることを目標とした

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題32 ICF(国際生活機能分類)に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 生活機能とは、人が生きること全体を示すもので、「機能・形態障害」、「活動」、「参加」という3つのレベルを提示した

2 「活動」と「参加」は、活動と参加が実際に行われている実行状況と能力という二つの基準によって評価される

3 障害を個人の問題としてとらえる医学モデルと生態学的モデルを統合して個人の社会的行動の変容を求めた

4 障害者自立支援法の障害程度区分は、障害者の自己実現に向けた生活支援の視点が組み込まれたICFの考え方を中心にして作成された

5 障害を構造的にとらえる過程に「背景因子」を加え、個人因子だけでなく環境因子を考慮し、「体験としての障害」という概念を新しく提示した

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題33 「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第37条第1項の規定に基づき厚生労働大臣が定める基準」に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 身体的拘束を行う場合はその理由、拘束を開始した日時、解除した日時を診療録に記載しなければならない

2 患者の隔離の場合、隔離する時聞の長さに関係なく、精神保健指定医の診察、判断が必要である

3 本人の意思による場合でも、閉鎖的環境の部屋への入室は隔離である

4 入院時には、通信、面会は基本的に自由であることを文書にて患者及び保護者に伝えなければならない

5 任意入院者の開放処遇の制限は、医師の判断によるが、おおむね48時間以内に、精神保健指定医による診察を行わなければならない

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    




問題34 精神保健福祉関連法規に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 明治33年、精神病者監護法で認められた私宅監置は、精神病院法(大正8年)の制定によって廃止された

2 昭和25年、精神衛生法により、保健所に地域精神衛生業務が位置づけられた

3 昭和62年、精神保健法により、精神医療審査会が新設された

4 平成11年、「精神保健福祉法」において、精神障害者保健福祉手帳制度が創設された

5 平成17年、「精神保健福祉法」では、保護者の義務規定の改正により、任意入院者の治療を受けさせる義務の免除などを行った


(注)「精神保健福祉法」とは、「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」のことである

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題35 精神保健福祉士法に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 誠実義務として、精神保健福祉士はその所属する機関若しくは施設などの管理者による命令に従わなければならない

2 精神障害者の社会復帰に関する相談業務と日常生活への適応のための訓練を行い、地域生活の相談援助を行う業務独占の資格として定められている

3 精神障害者に主治医がいるにもかかわらず、精神保健福祉士がその指導を受けなかった場合には、厚生労働大臣は登録の取消しを行うことができる

4 精神保健福祉士は、その専門性を担保するための義務として厚生労働省令で定められた5年に1回の研修を受けなければならないと定められている

5 秘密保持義務に違反した場合に、告訴の有無にかかわらず1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処されることがある

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題36 「精神保健福祉法」における入院形態に関する記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 緊急その他やむを得ない理由がある場合、特定医師は精神障害者本人の同意がなくても、12時間に限り医療及び保護のために本入を入院させることができる

2 応急入院の場合、精神科病院の管理者は精神障害者から、自ら入院する旨を記載した書面を受け取らなければならない

3 医療保護入院では、1年以上継続した場合及び以後2年ごとに、入院目的や退院の可能性を再確認するため、保護者に入院継続の同意を得る必要がある

4 精神障害者が自傷他害のおそれがあると2名以上の精神保健指定医が診断した場合、精神科病院の管理者の権限で措置入院を行うことができる

5 精神科病院の管理者は、精神障害者を入院させる場合、本人及び家族の同意に基づいて入院が行われるように努めなければならない

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    


問題37 精神障害者保健福祉手帳に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい

1 厚生労働大臣は精神障害の状態がなくなったと認めるときは、返還を求めることができる

2 家族、精神保健福祉士ほか医療機関職員等が、申請手続を代行することができる

3 申請には精神障害に係る初診日から1年6か月経過した日以降の診断書が必要である

4 申請に伴う診断書は、精神保健指定医による作成が必要である

5 氏名、性別、生年月日のほか、障害等級、疾患名が記載される

解答:1. 、2. 、3. 、4. 5.    

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